今日は、魔女Graceの特別ワークショップイベント【冬のハーブと瞑想魔法】を開催しました。

日本人の良き習慣、年末大掃除は、掃除をしながら家だけでなく心がスキっとして気持ち良いですね。

それと同様に、魂も磨きをかけて、来年に備えるのがベストなので、企画しました。

今日の誘導瞑想は、魔女Graceが一年に一回しか出来ない貴重なもの。

なぜなら、参加者のハイヤーセルフだけではなく、先祖や関係している精霊、天使や宇宙スピリットを全て呼び寄せて、助けてもらう一大行事。

基本、Graceは、タロットを読む時も普通の誘導瞑想の時も、自分や、そこにいる人のハイヤーセルフには繋がることが許されているけれど、その他のこの世的でないものとの接触は、普段は許されていないので、これをすると、3日間彼女は寝込みます。

一年かけて貯めた運の貯金を使って、彼女自身もゼロスタートとなります。

暗い部屋の中、キャンドルをいくつか焚き、ラベンダーやセージのエッセンシャルオイルをアロマポットで焚いた芳しい香りの中、Graceを中心に、放射線状に横になって、目を閉じました。

Graceが、静かな声で、私たちを誘導します。
色々な工程が幾つもある誘導瞑想ですが、その言葉通りイメージが広がりました。

わたしは、自分の強運オーラを今日参加されてる皆さんにまで広げるようイメージしながら瞑想していました。
すると、参加者の方たちの顔が順番に浮かんできました。
ボーゼンとした顔から笑顔に変化された方、最初から笑顔の方、色々でしたが、一人気になる人がいました。
それは、私の友だちでした。
彼女は、卵の殻の中にじっとしていました。
その卵は、上半分が透明でした。その中にキチンと座って外の世界を硬い顔をして見ている彼女が気になって、私は、卵のてっぺんにヒビをを入れ、
「そこから、自分で殻を割って出て来て良いんだよ。」
と声をかけて、彼女が殻を破ろうとしてる姿を確認して去りました。

参加者の方たちには、事前に手放したいもの、受け取りたいものを紙に書いて来てもらっていました。
それを確認したGraceの誘導瞑想で、まずは手放しを実行。
何だか、自分の身体が軽くなったように感じました。

その後、Graceが、静かにこう言いました。
「それでは、あなたの受け取りたいもの、つまりは願望を一つだけ叶えます。
しっかりイメージしてください。
良いですか？
一つだけですよ。
絶対的に叶えたいこと一つです。
そして、それは、どのように届けられるかは、完全に手放して天に任せてください。
最善の形で、必ずあなたの願いは叶えられます。」

私自身は、「世界の安寧」という言葉しか出て来ませんでした。
そのために、私の声を、文章を世界中に届けたい。
それが私の願いでした。

その後、Graceは続けました。
「それでは、あなたの前に大きな扉をイメージしてください。
そして、準備を整えて覚悟を決めてください。
その扉を開けて向こう側に足を踏み入れたなら、もう後戻りは出来ません。
今あなたのいる次元から次の次元の世界であなたは生きるのです。」

私は、大きな洋風の木の扉を思い浮かべました。
そして、その扉を開けたそこには、天の雲に続く数段の階段が目前にあり、少し驚きました。
なぜなら、私は、扉の向こうには、爽やかに風の流れる草原が広がっているはずだと思っていたからです。
それを登ると、雲の上の世界が広がっていました。明るく、美しく、そこにいると、元の身体に戻れないのではないかと思えて来ました。
すると、慌てたように、Graceの声が聞こえます。
「それでは、自分の身体に戻る意識をしてください。
今のあなたの体験した新しい自分のまま、今度はしっかりとグランディングします。」

そして、わたしたちは、目を開けて、地上ににいることを確認しました。

終わった後、卵の殻を破って出て来た私の友だちは、涙を流していました。

そして、彼女が言ったことに驚きました。
「途中まで息が出来ないように、息苦しかった。けど、突然、スーッと息が出来るようになった。そしたら、涙が溢れてきたの。」

「さっき、私、途中であなたが殻の中にいるのが分かったから、卵のてっぺんにヒビを入れて、出て来て！って声をかけたら、あなた、自分で、そこから殻を破って出て来たのよ。」

他にも、途中で、誰もいないはずの窓をコツコツ叩いたような音がしたり、Graceのロウソクが、急にパチっとなって、火の粉が飛んだり、不思議なことがたくさんあった瞑想会は無事に終了しました。

暖かいハーブティーを飲みながら、来年の新たな自分に会えることを楽しみにしている皆さんの顔が輝いていました。